1990（平成２）年の６月に「笑顔の清流園」としてスタートしました。それから月日はたちましたが、利用者に対してのサービスは色褪せることなく、常に新鮮さを保ち提供できるように励んでいます。菓子製造・陶芸・さをり織りや紙すきなどの生産活動やレクリエーションなど生活に関わることについてサービス提供を行っています。自閉症の方への支援や感覚活動に加えて、高齢障害者への支援や介護についてもスキルアップを図り、適正なサービス提供を目指しております。多方面との協力、地域との共生を図りながら地域に根ざした福祉サービスを継続していけるように邁進してまいります。

１９９９（平成１１）年の５月には、より地域に身近な武庫之荘分場も誕生しました。 

尼崎市の最北西部に位置する清流園は、すぐ西側に武庫川が流れ、土手沿いには季節によって桜や紅葉が美しい場所にあります。

そんな自然に囲まれた場所に、市内で2つ目の通所更生施設として清流園が誕生しました。清流園の名前の由来も武庫川の疎水「六樋の清流」からつけられました。すぐ近くの宮の北公園の中には、蛍を生育する場所もあります。

（右）清流園マーク >

利用者が選んだ好きな色の糸で自由に織ったカラフルな反物で、家族の方やボランティアの方がさまざまな製品を作ってくださっています。

種類：小銭入れ、ヘアゴム、ポーチ、反物、かばん、ティッシュケースなど

原料は、牛乳パックと“楮（こうぞ）”を使用しています。紙の色もさまざまで、柄も1つ1つ違う、手作り感いっぱいの紙すき製品です。

種類：祝儀袋、紙すき帳、名刺、ポチ袋、はがき、うちわ、カレンダー、グリーティングカードなど

主に信楽の土でいろいろな製品を作っています。自由に形作り、好きな色を付ける事で世界に1つの製品が出来上がります。また、小物製品は１つ１つオリジナルのラッピングも行っています。

種類：マグネット、はしおき、バッジ、皿、コップ、小鉢など

四角い棒状に成型した生地を冷凍庫で寝かし、小さく切って焼くため、“アイスボックス”といいます。小麦粉、砂糖、卵黄、マーガリンを使ったサクサクした食感のクッキーです。

種類：アーモンド、ココナッツ、レモン、チョコチップ、ココア、紅茶の6種類

生地を丸めて作っている為「コロコロ」と言います。卵を使わず作っているので、卵アレルギーのある方でも安心して食べれます。サクッとやわらかい触感が特徴で子供にも大人気です。

小麦粉、砂糖、マーガリン、卵白を使ったパリッとした食感の、フランス語で「かわら」という名の薄焼きクッキー。アイスクリームと一緒に食べるなど、いろんなアレンジも楽しめます。

武庫之荘分場は、地域で利用者の皆さんが暮らしていく第一歩として、主にクッキー作業を中心とした活動から始めました。

また、武庫之荘分場には「クッキー作りでオーブンを開ける」という意味と、「クッキーを通して地域に生活のとびらを開けていく」という願いをこめて、“オーブン・オープン”との愛称がつけられています。

主に午前は、作業をしています。クッキー作りや軽作業などの生産活動をしています。

午前の作業が終わると、昼食です。栄養士が献立てたバラエティーに富んだ食事がいただけます。季節やイベントに合わせたメニューもあります。また、刻み食や減量食など、個々の身体状況にも配慮しています。

午後はさまざまな活動をしています。例えば、公園や散歩などの外出、ボウリングやカラオケといったレクリエーション、社会学習(買い物活動など)や地域交流(地域清掃など)、月1回のクラブ活動（茶道）などなど。週末には掃除もします。その他にも、外出体験・クリスマス会・新年おめでとう会といった楽しい行事が企画されています。

（右）武庫之荘分場マーク >

小麦粉、砂糖、マーガリン、卵白を使ったパリッとした食感の、フランス語で「かわら」という名の薄焼きクッキー。アイスクリームと一緒に食べるなど、いろんなアレンジも楽しめます。

種類：アーモンド、ココナッツ、白ごま、黒ごま、ココア、緑茶の6種類